家にある保温用の魔法瓶を並べてみた。
それぞれに思い入れがあって古くなっても捨てることができないし、
パッキンが駄目になったら取り替えてもいる。
断捨離には程遠く現役で大いに役立っている。
テルモスは少しずつ増えていき、いちばん新しいのは登山専用ボトルだ。
メーカーはなぜかサーモスばかり。
夏用の保冷ボトルは色んなメーカーのものを買っているのに、
保温用はサーモスを買ってしまう。
冬の間、常時テーブルにあるのも大きな2リッターのサーモスで、
携帯用は6本ほどある。
怠け者のせいかお茶をいちいち淹れるのが面倒で、
決まったボトルを用途に分けて、
それぞれ専用にしているから増えてしまったのだ。
最初の青いボトルはかなり前にマイボトルとして外出用に買ったもので、
今は一人分のコーヒーを車に置く時にだけ使っている。
これは見てくれがボロすぎてさすがに人前では出せないから。
日本茶用は藤色ポットで製作工程が違うのか、
色剥げがなくてどうにか人前でも使える。
だから、人前でお弁当を食べるときに使える。
朝の出来立てコーヒーを入れる濃い赤のポットは、
毎日毎日使い過ぎて塗料が見事に剥げてしまった。
冬だけ使うお湯専用のポットも同じく剥げてきた。
まだ買って間もない山専ボトルは新しいままだけれど、
これは真冬の雪山でも威力を放つ優れもので値段も最も高価だ。
だが、これもいつかは塗料が剥げるかもしれない。
これらの水筒の飲み口は製品ごとに形状が違う。
重さなどは軽くなって改善がなされているようだけれど、
どうも蓋の改善は難しいようだ。
注ぎ口の水切れに不満があって完ぺきではないと私は思っている。
むしろ普通の瓶のように単純な形状が最も優れていると思うし、
使い勝手が良いと思われる。
あらためてポットを並べてみていると、そんな思いに駆られる。
断捨離は難しいと思うのはこんな時である。