昨日は新幹線の改札口に着くなり、
電車が不通との構内放送があった。
時節柄、移動客はチラホラだったが、それなりに途方に暮れている。
もちろん私もひどく狼狽した。
旅は続けられるのだろうか、不安が胸を過ぎった。
仲間に連絡したら、新幹線内で出発を待っているとところだと言う。
いつ再開するか分からないと、駅員さんが恐縮しながら説明してくれた。
何やらレールに異常が見つかり前線ストップしていて調査中だという。
そういえばこのところの大雪は記録的で、そのせいもあるのかもしれない。
とりあえず構内のカフェに入って待つことにする。
その間、メールやラインであちこちと連絡を取り合い、今後のことを聞いた。
しばらく運転再開を待つようにということだった。
携帯電話のない時代だったら、こういう場合どうしていただろうか。
きっと自宅に電話を入れて留守家族に伝言をしたりしたのだろう。
でも、本人と直接話せないので、
予定が実行されるかどうかを全員に連絡し合うのは困難だと思う。
気の短い人は自宅に戻るかもしれない。
そう思うと凄い時代になったものだ。
コーヒーを半分ほど飲んだところで携帯に電話が来て、
「動き出したから、○○号の3号車に乗って」と、友人が言った。
結局、電車は40分ほど遅れて動いたのだった。
集合駅には7人全員、新年の挨拶を交わすことができた。
そんなこんなで昨夜は温泉に泊まり、
今日は朝から雪の山の頂上をアタックし、ピストンで戻って、
お昼にはまた温泉小屋に泊まる。
食べたり飲んだり、温泉に浸かったり、贅沢三昧の山旅だ。
私は2日で5回まるで湯治客のように温泉に浸かった。