先日、暇を見つけてリトルヒルに出かけてきた。
目的はもちろん健康のためと昼食用のメスティン(洋式飯盒)調理のため。
リトルヒルに来たのは実に2か月ぶりになる。
週に1度はここを歩こうと思いつつもなかなかそうはいかない。
お昼を作るためには10時半に家を出なければならず、
それまでに掃除などの家事を急いで済ませる。
小型のリュックにバーナーやガスを入れ、
少しは汗をかくので必ず柑橘類を入れた行動水も用意する。
メスティンの中には昨夜の残りの白米と、
キャベツや里芋、カボチャに大根、その他の野菜とお肉をびっしり詰めた。
底にオリーブオイルを敷いて中身にわずかなお酒などをかけ、
弱火で15分ほど煮詰めると、タジンのような料理ができる。
蒸し焼きのような調理方法だからなのか、
びっくりするほど野菜がとても甘くなる。
蒸して食べることがこれほど豊かな食卓になるなんて驚いた。
料理が出来上がると、
取っ手を持ちながらそのまま食べられてお茶碗もいらないため、
最近は家でも色んな野菜を入れたメスティン料理の出番が多い。
リトルヒルのいつもの場所で、
ふうふう言いながら熱々のランチを食べていると、
友人から電話が来た。
「今、どこ?」と聞かれたので「リトルヒルのキッチン」と答えた。
彼女もここに来たことがあるのでひどく羨ましがっていた。
都会に住む彼女はこんなに気軽にはこうしたことはできない。
田舎に住む自分は何て優雅なのだろうと思ったものだ。
(写真 下のメスティンは取っ手が左右に二つついていて安定感がある)