イワタニのコンパクトバーナーがとても使い勝手が良いので、
もう一つ欲しいと思って、とても安い品をネットで見つけて注文した。
本家本元はヒット商品となって、
定価よりも値がかなり上がっているのである。
そこでダメ元覚悟で中華製の安いものを注文したのだった。
見たところデザインは細部まで同じにできている。
値段は4分の1以下のたったの1400円で、
中国から送られてくるのに郵送料は無料だった。
アメリカから洋書を取り寄せた経験はあるけれど、
中国から来るのは初めてのことだ。
よくやるなあという感じで、何となく恐いもの見たさで注文した。
メールでは最終到着日がひと月以上も先になっていた。
ところが、実際はコンビニで入金した当日に発送され、
日本の我が家に届いたのはそのわずか10日後だった。
かなり迅速な対応だと思われる。
英語で書かれた送り状を読むと、航空小荷物で送られている。
記された内容は405グラムのバーナーで、
定価は5ドルとなっている。
この5ドルから推察すると、
航空便の送料と日本の国内便の送料、
それにパッキングの手数料などを考えると、
私が払ったたったの1400円から製品代が出るのだろうかと心配になる。
計算すると、500円(5㌦)の製品代として、
残るはたったの900円、こんな金額で送料などが賄えるわけがない。
日本の常識からすればそんな計算になる。
百円ショップにも驚くけれど、
中華直輸入製品にも驚かされる。
そんなことまで考えてしまった今回の買い物。
本家と中華製を並べてみると、パクリだけに安っぽい。
本家はもう20年近く使って黒光りして風格?もあり、
その耐久性は大したものだ。
よくまあここまで真似したものだと感心しながら、
早速火を点けてみたが、
炎はちゃんと出て別に問題なく調理できそうだ。
さて、このパクリ製品はいつまで持つだろうか。
たったこれしきのことで、そうしたことをあれこれ考えるのだから、
ある意味、既に払った分だけ楽しませてくれた製品とも言える。
またchina postで来る安い品を頼むかもしれない。
(写真 左が中華製、右が本家の日本製、日本製は大分軽い)