今日は秋雨前線か台風24号の影響か、
朝からずっと雨だった。
こんな悪天候の中で、小さな子の面倒を頼まれた。
夕方近くまでどこかで遊ばせなければならないのだ。
コロナ時代でなかった時は、
雨の場合、大型店舗に行って食事をしたりして時間を潰していた。
でも、昨今はあまりそういう人の集まるところには行く気がしない。
さてどうするかと思案したけれど、
車内飯を一から作って上げることにした。
この子はままごとが好きだから十分に楽しんでくれる。
そこで、車の後席をテーブルにしてキッチンを作り、
そこでご飯を炊いた。
お米は朝から予め研いでいて、
干しシイタケも一緒に漬け込んでいる。
コンビニで買ったウインナーを入れて着火。
小さな車の中がみるみる暖かくなる。
今日はとても寒かったからその火が有難かった。
10分ほど炊くとキノコの香りが車内に充満し、
まるでキッチンカーのようだ。
炊きあがったお鍋を布で包んで15分蒸らす。
これがアウトドア飯にはとても重要らしい。
その間、雨音を聴きながらお話をして過ごした。
蒸し上がると、しゃもじで全体を混ぜコッヘルに移す。
ご飯はとても良く炊けていて、
キノコとウインナーの味がいっそう生きている気がした。
もちろん野外だからそう思うのである。
幼い子供もフォークとコッヘルを手に嬉しそうだ。
彼にとってはおもちゃのままごとの続きで、
現実と仮想がごちゃ混ぜになっている。
だから、「お替わり、お替わり」と何杯食べたことか。
こんな時、つくづくアウトドア派で良かったと思う。