テレワークセッションとは音楽などを、
ネット通信を使ってやることを言うのだそうだ。
家にいることを余儀なくされた芸能人や演奏者、
その他普通の人々も様々なイベントを発信して楽しんでいる。
中には息の合った演奏や踊りなどで関心するのもある。
そのセッションは大勢での飲み会もあり、
故郷の家族にネットで会うというものもあって、
スマフォさえあれば、お墓参りもネット上でできるのだと思う。
そのうち亡くなった人とも会えるのかもしれない。
バーチャル世界の現実化は強く迫っている。
でも、古い人間の私はこう思う。
こうした異常な形での交流に、
人々はいつまで我慢ができるのだろうと。
いくら息がぴったり合ったとしても、
画面上のコラボにはいつかは飽きるのではないか。
生身の人とその人が奏でる生の音を聞きたくなるだろうと。
それともテレワークセッションが主流になって、
社会がガラリと変わってしまうのか?
生まれた時からスマフォの世界にいる子供たち、
果たして彼らは、
今の外出規制社会にどこまで耐えられるのだろうか。
案外そのバーチャル世界こそ彼らにふさわしいのかもしれない。