今日のランチはショッピングセンターに用があったため、
車を走らせフードコートで済ませた。
雨が続いているせいか客が多いように感じる。
フードコート内には小さな子の遊び場もあり、
授乳のための個室もついていて、至れり尽くせりの感がする。
だから、赤ちゃん連れの若い母親も多く、
案外と母親の息抜きの場になっている感じだ。
歩き始めた子供があちこち動いても車は通っていないし、
目を離さなければそんなに危険はない。
お店側は若いファミリーをよりターゲットにしているのだろう。
でも、よく観察すると、平日のせいか若い人より老人が多い。
ひとりの客もいれば、足を引きずって歩くかなりな老夫婦もいる。
なぜか決まって老夫婦は黙々と食事をする。
くたびれた服とくたびれた顔で天ぷら定食を食べている。
何だか切ない光景だけれど、その食欲には脱帽だ。
しかし、隣のこぎれいな品のよい夫婦は、
持参したポットで茶を飲み、持参したおむすびを広げ、
何も注文しなかった。
きっと雨が降ったからここに遊びに来ただけなのだろう。
それも店側は考慮済のことに決まっている。
多くの客こそ繁盛のしるしなのだから。
そんなこんなで人間模様を観察するのは興味深い。