冷蔵庫が故障した出来事があってから、
いよいよ庫内の断捨離に手を付ける時が来たと覚悟した。
冷凍庫内にはいつか利用しようと思っていた食材がわんさと詰め込まれている。
決して掃除をさぼった訳ではないけれど、
その度に戻してしまった年期物(ねんきもの)があったり、
庫内の臭いで食べられそうのない珍味などもある。
もちろん得体のしれないものも出てくる。
今日こそはそれらを捨てようと決意した。
時期も年末を控え好機だ。
全部の冷凍品を白い発砲の大箱に入れて空にしてから、
それらを一つずつ手に取って断捨離すべきか判断する。
未練を断ち切るのは至難の作業だった。
でも、細かいものはほとんど捨てて、
一昨年! 庭で採れた青唐辛子と今年のトマトなどはとっておく。
この二つは重宝しているのだが、なかなか終わらない。
10個以上も入っていた大小様々な保冷剤もゴミにした。
控えが納戸にいっぱいあるし。
すると、どうにか冷凍庫はすっきりして、
何が入っているのかがよく分かり、嬉しくなった。
日常的に入れ替わる精肉などがとても取りやすくなっている。
ついでに、冷蔵庫の扉に「バナナ1、刻み油揚げ2、おにぎり1」などと、
メモを書いて、すぐに在庫が分かるようにしてみた。
これはいつまで続くか知れないけれど、
今日からはやたらに冷凍庫に突っ込んでしまわないようにしよう。
そう気持ちを新たにすると、
安売りに飛びつく自分の買い物スタイルをやめて、
計画的にしなければいけないと思うのだった。