車検が終わったけれど、私はいつもその請求内容がよく分からず、
これまではディーラーに提示されるまま支払ってきた。
今回は2度目の車検で走行距離は約40000キロになっている。
車は半年に一度は点検している。
その料金は点検パックの料金で賄われている。
今のところ、調子が乗ってきた感じで、不都合はなかった。
だから、今回は自分の頭で考えることにした。
しゃれたカフェのようなボックス席で、
出されたコーヒーカップを手にして気を引き締める。
何でも言いなりにならず自己主張しよう。
その道の友人に聞いて、少し強気になっていたのだ。
やってきた係の人に車検に影響がないのなら、
お金のかさばる部品交換はしないように断わってみた。
善良そうな整備員が「ハイ、分かります」と、
曖昧な笑みを浮かべて応えた。
さらに、整備点検パックにいつものように加入すると、
あらたに6万円以上支払うことになるので、
それも思い切って断った。
周りの友人たちは「整備パックには入っていない」と言っていたからだ。
いつも係の人に同情してしまい、勧められるものは断れなかったけれど、
係の人の反応から意外とパックを断る客も多いように感じられ安心した。
今回の請求は軽自動車の車検法定料金が31170円で、
「検査代行料」等14260円、24ヶ月定期点検18360円、
それら整備料が全体で92170円とある。
大きな交換は事前に断わったので部品代は3000円程度で、
技術料が45600円だった。
支払いに行くと、
係の人が丁寧に説明してくれるがなかなか頭に入らない
オイルが整備パックでサービスとなっていて、
別枠に書かれた「検査代行手続き」3240円というのもよく分からない。
代行手数料を合わせて8640円とした方が分かり易いのではないか。
前金の整備パックのせいでこちらに誤認があり、
請求書が理解し辛かったのもある。
今後は半年、一年など、点検の度に実費を払うことになるが、
その方が分かりやすく、せいせいしている。
わが家のもう一台の13万キロも走っている
9年目の軽自動車はメーカーが違い、車検を先月済ませた。
そちらは点検パックを更新した。
こちらの請求料金は101000円だった。
ちなみに点検パックは大分安くて40000円弱。
この二つを消費者目線で比べるのも悪くない。
初めてこんなに詳しく車検の請求書を検証した。
自分で考えることは大変で時間がかかるけれど、
家計にとってはとても大事なことだと思う。