ずっと天気がはっきりしなかったせいもあり、
このところひと月以上も運動がてらの野外ご飯をしていなかった。
今日は「えいっ」とわが身を奮い立たせ、出かける準備をした。
野外飯をするときは、
大体お昼に秘密?のキッチンに着くようにしている。
急いで家事を済ませ、リュックサックの荷を点検する。
雨が降るかもしれないから、ゴアの雨具は必須。
夏ゆえ飲み水も忘れられない。
あとは料理?のためのソロストーブとボンベにコッヘル、
お箸、水、インスタントラーメンとちょっとした具。
暑いのに熱いラーメンは考え物だが、
突然思いついたときはこれが便利だ。
運動のためにわざとソロテントも入れておく。
体重計に乗ったらリュックの重さは6キロだった。
うーん、重い。
でも、このくらい平気で担がないと仲間と高い山など行けない。
半時間で秘密のキッチン森入口に着いた。
暑いせいか駐車場はガラガラで、
まるでプライベートの森のよう。
靴を履き替えリュックを背負い、
急な坂を上り、ちょうど1時間でマイキッチンに着いた。
岩盤のテーブルから眼下に広がる遠景も今日は霞んでいる。
温度は29度もあるけれど、木々を抜けてくる谷風は心地よい。
静寂の野山にゴーッとストーブの燃焼音が響き渡り、
心も身体も癒されていくのを感じる。
来てよかったなあと、しみじみ思う。
贅沢な時間とはこういうことなのだ。
熱いラーメンをすすりながら、
また近いうち来ようと思った。
今度は本でも持って来よう。