お昼に時間があいたから近くの森に出かけた。
目的はひとりランチで、車の中で作るお昼である。
毎日家にいると自然がたまらなく恋しくなって、
私はこうして心を癒さなければならない。
もちろんおむすびを持って行っても良いけれど、
外で調理するとなぜか充実度が増すから不思議だ。
小さな車だけど工夫してみたらテーブルができた。
天井が高いから火は心配ない。
イワタニのソロストーブでラーメンを作った。
今日の具はキャベツとボローニャソーセージ。
後部座席を床に倒して、座布団を置き、
にわかテーブルに向かう。
窓の外はまだ夏色の深い森でキャンバスに描かれたようだ。
そんな自然の景色を眺めてお椀に入れたラーメンを食べる。
たったこれだけで、なぜか嬉しい。
ひとり車中飯と名付けよう。