今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

お金を忘れた田舎のスーパー

いつも行くスーパーはカード決済ができない。

買い物のほとんどをカードで済ませる私だけれど、

このお店には現金を忘れず持って行く。

 

ところが、二年ほど前のこと、

レジで買い物を済ませた後にいざ財布を開けると、

何とお金が入ってなかった。

私の後ろには何人もの人が並んでいる。

 

生魚やその他色々5000円ほどは買い込んでいたし、

さすがに商品を戻すこともできず、

焦った私は、「家に行って取ってきます」と言った。

 

そのお店の五つほどあるレジは始終人が変わり、

若いアルバイトの子がほとんどで熟達者は少なかった。

その日は偶然、私を担当した人はよく見る年増の女性で、

レジ勤めをずっと続けていた人だった。

 

「何分で来れますか?」と聞かれたので「15分」と答えた。

彼女はレジに何かを打ち加え、私にレシートをくれた。

確かレシートには「預かり」とか何とか打たれていたと記憶する。

 

大勢の客を毎日相手にしていても、

その人は私の顔を覚えていたようで助かった。

 

自転車で来ていた私は大急ぎで帰宅し、10分もかからず店に戻った。

私の買い物かごはその人の足元に置かれ、

商売の邪魔をしているようだった。

 

さて、こんなこと都会のスーパーであり得るだろうか。