すぐ近くのスーパーに開店時に行った。
いつもは生鮮食品が半額になる夕方に行くのだけれど、
この日は用があって朝に行ったのだった。
真っ赤に熟した形の良いイチゴが手ごろな値段になっていたので、
買い物かごに入れようとした。
その時、そばにいた男の店員さんが、
私が手にしたのは昨日の入荷のもので夕方には値引きになるので、
今朝入荷した新しい方を買うようにと勧めてくれた。
見た目は少しも変わらない。
私は親切な店員さんの言うように新しい方をかごに入れて礼を言った。
イチゴは少し長く取っておく必要があったので助かった。
食品ロスの問題が時折話題になる昨今、
私はいつも使う牛乳や納豆などの日用的食品は日付を気にせず、
なるべく手前に陳列されたものを買うようにしている。
消費者がみんながみんな新しい日付のものを買うと、
古いものが残って食品ロスの問題は解決できない。
どうせ4、5日で使い切るものなら賞味期限はその程度で十分。
現に期限が過ぎたものでもあたったことはないし。
それにしてもあの店員さんには感心してしまった。
イチゴは傷みやすいから気を遣ってくれたのだろうか。