先日、生け垣を剪定していたら蜂の巣の作りかけがあった。
この時期になると隣家との目隠しのために植えた生け垣が、
新しい枝が伸びてきてみっともなくなり放置できない。
アルミの踏み台に乗り、
生木用のこぎりと切れ味の悪い刈込ばさみを使い、
あれだ、これかあと、枝を引っ張り格闘すること1時間ほど。
地面には刈り取った枝が所狭しと山積みになる。
それを車の荷台に抱えて持っていき、
ごみ処理施設にそのまま運ぶのだけれど、
注意しなければならないのが蜂の巣の存在だ。
なぜかわが家の生け垣には毎年アシナガバチが巣を何個か作る。
今日も刈り取った枝に作りかけの巣があった。
カメラのレンズを近づけて写真に撮り、拡大して見ると、
何とも不思議な形状をしていた。
まるでビールの大ジョッキをボーイさんがまとめて運んでいるような、
そんなビヤガーデンシーンを思い浮かべる蜂の巣だった。
ジョッキの中には縞模様のハチの背中らしきものが埋まっていて、
上の方のジョッキはこれから蜂の形になるのか、
何だか蜂密や蜜蝋?のように液体っぽい。
上部がビールの泡のように見えるのが面白かった。
2、3日したらハチが1匹、ビールの泡のようなところで、
何やら足を動かし作業に精を出していた。
近づいて覗くと蜂と目が合う。
蜂と目が合うのは何度も経験しているから恐くはない。
向こうも私を敵とは見ていない。
ジーと両者、目を合わせると、
その力関係が全く同じことにお互い気づく。
そんな感じなのだ。
これからもそっとして置こうと思うが、
この巣は普通の巣のように、
部屋が幾つもある大きなものになるのだろうか?
それともこのまま少ないままなのだろうか、観察してみよう。
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