昔ながらの遊園地は小さな子供が相手だけれど、
年取った大人も結構楽しむことができる。
なぜなのか考えてみたら、
昔のようなアナログ世界がまだ活躍しているからと思う。
高度なハイテク遊園地の乗り物は学齢前の幼児には危険が多い。
観覧車やメリーゴーランド、コーヒーカップなど昔ながらの遊具は、
ただ電気で動いているというだけのシンプルさだ。
私などは子供の頃、デパートの屋上にあったミニ遊園地や、
ミニ動物園はお気に入りの場所で、
蛍の光が流れるまで時間が経つのも忘れて遊んだものだ。
もちろんお小遣いがなくなったらただ見ているだけだったけど。
そうはいっても最近はハイテク化が進み、
回転する乗り物に乗って水鉄砲を的に当て、
その結果を画面で確かめるような遊具も出てきた。
こうなると遊具というよりゲーム機に乗っている感覚になる。
遊園地の歴史はいつ頃からなのだろう。
米国の映画などでは広場に大きな遊具が運ばれてきて、
お祭り会場がいきなりできて、
何10キロも離れた場所から人々が集まって賑わったりする。
日本では旅芸人一座などが来て、
小さいながらも似たような遊具があったのかもしれない。
なぜか人は遊ぶ存在なのだ。
子供の輝く目を見てつくづく思う。