今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

青梅鉄道公園は足るを知る優しい公園

青梅市にある鉄道公園に行ってきた。

そこは小さな丘の上にある緑豊かな公園で、

園内には文化財的な昔の黒光りした蒸気機関車や、

懐かしい新幹線「ひかり」が展示してある。

 

鉄道オタクではないから細かいことは何も分からないけれど、

旅を象徴する列車の展示はそれだけで夢があるというもの。

 

展示車には階段があって、

運転席に入った感じだけでも体験できるようになっている。

見るだけではないのだ。

 

石炭を炊く釜の無骨な勇壮さに、

昔のボイラーマンの苦労が偲ばれるし、

新幹線は座席に座ると、

発車前の雰囲気に浸ることができる。

 

園内には子供が好きな踏切もあって、

上り下りの矢印の付くボタンを押せば、

遮断機が「カン、カン、カン…」と作動する。

 

今時の遮断機は手動ではないから、

音は忙しげでも何だか微笑ましく感じられる。

もちろん無料だから小さな男の子が何度も何度も押している。

 

園内にはミニSLもあって2歳からは有料だが百円と安い。

途中に踏切があってなかなのもの。

他にちよっとしたレールを回る一人用の乗り物もある。

 

この公園の入場料は小学生以上が有料でたったの百円で、

なぜか70歳以上は幼児と同じく無料らしい。

 

食事は家で作ったお弁当を外のベンチで食べることにしたら、

ワンコインでもあれば小さな子を連れてきても十分だ。

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ここには一日に何回か施設内の模型の列車が一斉に動き出すサービスがあって、

新幹線や有名な特急電車に在来線、

それに、子供が大喜びするトーマスとアンパンマンの電車が

音楽と共に楽しく走る。

 

この見物も無料なので屋外の公園で遊びながら、

何度かジオラマ運転開始の時間を待つのも嬉しい。

 

ここで働いているオジサンたちは皆さんどうやら元鉄道員のようだ。

「発車、往来」の掛け声の感じが様になってぴったしなのだ。

電車の世界を離れてからもこうして電車に関わる仕事ができる、

そんな気持ちで働いているのだろうと勝手に思った。

 

ここは子供たちにも大人たちにも足るを知る公園、

お財布にも優しい公園だ。

だから、土産店でいつもはケチな私がミニ新幹線を買ってしまった。