ついに壊れてしまったノートパソコン。
さて、その処分はどうしよう。
10年前に某電気量販店で買ったもので、
リサイクルマークが貼っていない。
リサイクルしたとしてもハードディスクはどうなるのか。
長く使っていてたくさんの写真や文書が保存されている。
個人情報だらけのパソコンなのだ。
以前国会議員の小渕何とかが、
事務所のパソコンをハンマーで叩いて壊したという話を聞いたことがあった。
当局に調べられた時のための行為だったらしい。
そのことを思い出してネットでハードディスクの壊し方というものを見てみたら、
私と同じメーカーのものもあった。
お店で個人情報の削除を有償で頼めるけれど、
自分の目で見てやった方が安全だと言っている。
見よう見まねでバッテリーを外し、中にあるネジを一つ抜くと、
ビニールテープのようなものが出ていた。
そのテープを強く丁寧に引っ張るようにと動画では言っていた。
その通りにすると、
きれいな色をした丸い円盤のようなディスクと言われるものが出てきた。
初めて目にするものだった。
それは人間が作ったとは思えないほど精巧な感じで、
そこに金づちで釘を打てば良いという。
どうやって人間はこんなものを作れるのだろうとしばし感心した。
でも、思い切ってガンと釘を打ち込み、
それを振ってみると中でガラスの割れた音がする。
ガラスの円盤が記憶装置らしいのでこれで完璧なようだ。
これで、業者に不安なくごみとして出すことが出来る。
でも、すっきりしたというより、
何か悪いことをしたようなそんな気分になっている。