友達と歓談していたら、
彼女が自分の自慢を決してしないということに改めて感心した。
そのためどんな場合でも頭が低いし、
仲間が自慢話をしたとしても私と違って、
にこやかにうなづいている。
私たちの話題は当たり障りのない世間話ばかり。
時として共通の仲間の陰口にひどく燃えたりしても、
当の本人には届かないから、
私たちだけの楽しみとして許されている。
世間話は作り笑いもせずに済み、
あっという間に時が過ぎる。
緩くても長い付き合いができているのはそのせいだったのか。
次元は低いがそれで良いのだろう。
人には様々な事情がある。
背の高い人や低い人がいるように、
お金に余裕のある人もいれば、貧乏な人もいる。
学校も最低ランクしか出てない人もいれば、
偏差値最高の高学歴を征した人もいる。
病の人もいるし、健康な人もいて、
未婚の人もいれば、理想の家庭を築いている人もいる。
自慢話ができるのはそれら上のランクにいる人たちだ。
空港でラウンジを利用するなどわざわざ言うことはない。
持たざる者は席を立ちたい気持ちになるのではないか。
私自身もそんな自慢する人を避けてしまう。
きっと私の心の狭さがそうさせるのかもしれない。
友達のように動じないようになりたいものだ。