風邪をひいてしまった。
熱を計ると38度もある。
うひゃー、久々の高熱。
もともと体質的には風邪を引いても、咳は出るけれど熱はそれほど出ない。
ところが、今回は強力な風邪の菌にどっぷりとまみれてしまい、
劣化した私の身体も逃れようがなかったのだ。
だから一日目は辛かった。
そんな時思うのは、実に不思議な医者の防御能力。
毎日毎日菌に晒されているのに移らないから。
この時期になると、町の医院の待合所は患者で埋め尽くされる。
それでも、看護師さんも医者も患者の風邪が移った話はあまり聞かない。
私は多少の熱程度では医者にかからない。
今回ももし風邪と感じた日の翌日に熱を押して医者に行くことも出来た。
でも、いつものように行かなかった。
かつて治らなかった風邪はなかったし経験が知っている。
欧米では風邪で医者に行っても薬は市販の頭痛薬程度で、
ただひたすら水分を取って食べて寝ることを指導される。
私もいつもその感じで鬼の過ぎていくのを待つのみの手当しかしない。
抗生物質で一日早く治ったところたいした差はないからだ。
さて、今日で伏してから三日目になった。
体温は37度8分とまだ下がっていない。
でも、大分身体が楽になっている。
風邪の特効薬を発明したら億万長者になるほどの快挙になるらしいが、
何もかにも人間の力で病をなくしてしまうのも考え物だ。
万人を襲う風邪にはきっとそれなりの存在理由があるのだろう。
だから、三つの予定が流れたけれど、ひたすら横になって寝ていよう。
365日の5日くらいお布団でゴロゴロしているのもきっと良いのかもしれない