築地の帰りは銀座まで歩いてGINZA SIXに寄ってきた。
吹き抜けの天井から原色を使った巨大な象のはりぼて?が
空を飛んでいるように飾られていて、不思議な雰囲気を醸していた。
国籍不明なエスニック空間。
これがこの冬の物語らしい。
とすると、次の季節には象は取り払われ、
他の何かが飾られるのだろうか。
テナントの店は私にとっては聞いたことがないブランドばかりで、
田舎者には縁のないワンピースなどが並んでいた。
超一流の人たちが着るのだろうか。
店員さんはまるでファッションモデルさんのようだ。
自社ブランドを身に着けているのだろう、田舎のお店とは全然違う。
ちらっと値段を覗くと桁が違うから驚くしかない。
店員さんは私のような見るだけの客には慣れているようだ。
あまりの高級さに感心しながら歩いていると、
広い空間の端っこに吹き抜けになった壁があり、
そこから青々と光る水が流れ落ちていた。
光のアートで上の方から滝が流れているようにしてあるのである。
近代的なハイテクビルの白い壁に大自然が写しだされている。
岩に貼りついた草や苔も水の力で揺れている。
滝に貼りついて登るシャワークライムを思い、しばらく眺めた。
バーチャルなのに手がかりを探したくなる。
これはチームラボの作品だ。
テレビで一度見たことがあり、気になっていたので嬉しかった。
こんな作品がさり気なくあるなんて、さすが銀座の店は違う。