紅葉の季節はもう終わったけれど、
今日は首都圏の奥地の村に物見遊山に行ってきた。
そこには日本の滝百選に選ばれた滝があった。
名所に百をつけることが多いのは、
目標にされやすい数字からなのか。
「日本の道100選」とか「百名山」「日本百景」など沢山ある。
たまたま予備知識なく訪れた名所がそうだったとすると、
何だか嬉しくなるし、地元の名所が入っていたら嬉しくもなる。
きっと経済効果も考えての選定なのだろう。
人の心とは面白いもので、
自分が百のうちどれだけ行ったことがあるか、つい数えてみたりする。
これは、人間の持ついわゆる一般的な、
多数側につきたがるという心理から来るものだろうか。
それとも、ただのブランド?志向のミーハー心理か。
そこで、調べてみたら、
私は日本の名滝にはたったの6つしか行っていなかった。
目標にして行く気はないけれど、何だ、これだけかとがっかり。
そこで、百名山を数えたら何と50は登っていてニンマリとした。
花の百名山は36、百名城は13など。
100という数字はきりが良いからだろうけれど、
これは選んだ人の好みと思いで勝手に決まっているのだから、
あまり価値あるものではない。
実際に百に選ばれていない名所が山とある。
でも、何か拾い物をしたような気になってしまう。
やはり、平凡な人間はブランドに弱いのかもしれない。