長いこと使っていた圧力鍋のパッキン、
ピタリとはまらずすぐに落ちてしまい、肝心の圧もかからなくなった。
見た目もボロボロでどうやら役目が終わったみたいだ。
とはいえ、本体は金属だから全くおかしくない。
ステンレスの束子で磨けば新品のようにピカピカになる。
特に今使っているものは小さ目の片手鍋形式なので、
とても使い勝手が良く重宝していた。
今まで圧力鍋は幾つも買ったけれど、
このパッキンの摩耗と、パッキンの値段の高さのために、
長く使うことはできなかった。
泣く泣く捨ててきたのである。
パッキンの値段に少し足せば、
店にはたくさん安価な圧力鍋がよりどりみどりだ。
でも、今回はパッキンを買ってこのお鍋を使い続けようと思った。
そんな持続可能な暮らしを目指して、
ネットで同じメーカーのパッキンを探してみた。
すると、1500円ほどで合いそうなものが見つかったので、
ちょっぴり不安もあったけれど取り寄せてみた。
すぐに見た目も重さも同じに思えるパッキンが送られてきたので、
おそるおそる蓋にはめてみた。
すると、何と古いものと同じようにぽとんと落ちるのだった。
袋には説明書みたいなものが入っていて、
適合する蓋を確かめるような注意書きがあった。
不明な点があればお客様センターに質問するように、
フリーダイヤルが記載されている。
そこで、今度は圧力鍋業者のホームページを開き、
よくよく読んでみた。
すると、過去に売り出されたお鍋が表になっていて、
その全てのパッキンは個々に違うとある。
つまり、内径、外形、重さなどで注文してしまった私のミスだったのだ。
さあ、どうしよう。
注文先はネットのアマゾンである。
面倒な返品手続きなどやったことがない。
このままゴミにしようか、製造元の業者に相談してみるか、
悩ましい限りだ。