最近のスーパーのレジはセルフの自動が多く、
対面型の方より並んで待っている人が多くなった。
レンタルビデオ店もほとんどそうなった。
私はあまりこのやり方が好きではない。
お寿司がきれいに並んだパックは読み取りにくく、
せっかくの中身はずれてしまいまずそうになるし、
価値も下がった気がする。
中にはバーコードのない1個売りの果物や野菜もあり、
これはスキャンができず、別の画面から写真で確かめ、
手で触れて決定させなければならない。
この日買ったアボガドはジャンルとしては野菜だと思ったのに、
なぜか果物の中にあった。
その個数を手で押して会計へと進むのだけれど、
「現金・カード・ペイペイ…」などと選ばなければならず、
こうした目で見て進む手順が何としても面倒だ。
おまけにカードの磁気がおかしくなったのか、
何回差し入れても読み取ってくれない。
さすがに後ろにいた人たちが他の列に移動してしまった。
そんなふうに手間かけて買い物をしたのに、
帰宅してからアボガドが入ってないのに気が付いた。
たったの100円だった安売りのものだけれど、
焦ったせいでマイバッグに入れなかったみたいだ。
以前はセルフスタンドでつり銭を二度も取り忘れたし、
自分にはセルフサービスは向いていないと思う。
忘れたアボガドのことを思いながら、つくづくそう思ったのだった。
やっぱり買い物は人対人でやりたいものだ。