最近あまり自家製のパンを作ることをしなくなった。
そのわけは多分天然酵母のパンがとても美味しかったからだと思う。
自分で作った果物の酵母で焼いたパンは日にちが経っても美味しい。
簡単にできるドライイーストのパンは焼き立ては美味しいけれど、
時間が経つと味が落ちてしまう。
かといって毎回天然酵母で焼く余裕はない。
だから、パン食の回数がとても減っている。
そこで、今回、以前のようにドライイーストを使ってパンを焼くことにした。
イーストはできるだけ少なくして、粉は300gほどにした。
それをぬるま湯で練って発泡の箱に入れ温めて置く。
イーストが少ない場合は長時間発酵になる。
そのためすっかり忘れてしまって、買い物などにでかけてしまい、
24時間も放置してしまった。
夢の中でパンのことを思い出したようで朝起きて焦ってしまった。
急いで箱を覗くと、生地が膨れ過ぎて指で触れると凹んでしまった。
明らかに発酵のし過ぎだった。
それでも、捨てるわけにはいかず、どうにかなるだろうと生地をまとめ、
少し休ませてベンチタイムとした。
そして、また発泡スチロールの箱に入れ、二次発酵にかかった。
これに要する時間は約1時間で、なぜかパンにはこの工程が必須となっている。
一時発酵をし過ぎた生地だったけれど、どうにかまた膨らんでホッとした。
切れ目を入れてオーブンで焼くと、さらに膨らみ、成功と言える。
朝食には間に合わなかったけれど、
久しぶりお昼はサンドイッチを食べることができた。
ドライイーストで作っても、
手作りパンの焼き立てはさすがに美味しかった。