電車に乗るのが好きな人を表して、
「鉄男君」とか「鉄子さん」とか言うようになって久しい。
今ではもっと表現が増えて、
電車の写真を撮るのが好きな人を「撮り鉄」と言い、
ボックス席の車内でお酒を飲むのをこよなく愛する人を
「呑み鉄」と言ったりする。
私も呑み鉄したい方だけれど、
この車社会ではなかなか機会がない。
今日はお付き合いで、青梅にある鉄道公園に行ってきた。
どちらかと言うと小さな子供向けの鉄ちゃん公園だ。
園内には昔の重厚な真っ黒蒸気機関車が何台か展示されていて、
鉄道の歴史も興味深く深く学べる。
もちろん幼児向けの遊具も幾つかある。
2歳から大人まで入場料はたったの100円と安いし、
遊具も同じく2歳から100円也だ。
着いたのが11時半近くで、
室内にあるジオラマが動き出す時間だった。
園内に「ジオラマを動かします」と案内アナウンスが流れた。
館内のジオラマはこじんまりしたものだけれど、
幾つかのミニチュア電車がスイス風の山や谷や陸橋を走る。
なぜかそんな景色の中を、
新幹線もスイスイと走り、専用の駅もある。
大人の私が見ても目を奪われる。
ガラス越しに見ている人たちが歓喜して、
思わずガラスにぶつかってしまう。
自然と拍手が出るほどだ。
トーマスもアンパンマンも知らないけれど、
その可愛さに感動した。
最近電車に乗ることが多くなった私、電車が好きになっている。
オタクではないから細かいことは分からないけれど、
ここに来て、電車って実に面白いと再認識した。