図書館で借りた朗読CDを車の中で聞いてみた。
長い道中、じっくり聞いていると、
本を読むのとは違って頭によく入ってきた。
図書館には国内外の短編物がほんの少ししか置いてないけれど、
もっと前に気付けば良かった。
読書する時はじっと座って文字を追わなければならず、
少しでも眼を離すと、家の中の雑多なものが見えて神経が集中しない。
運転中は眼は安全な運転のためだけに使い、
耳は作品を聞くために使うことができる。
今までは長い道中を飽きないように、
ナビのテレビやラジオ放送などを、
チャンネルをあちこちはしごしては聞いていた。
好きな番組などないし、
興味ある番組が流されていたとしても、
車が動き出すと画面は消えるし、なかなか落ち着かなかった。
朗読CDはゆったりとした感じで運転ができた上に、
関心のない作家だったのにとても面白く、
図書館で本を探してみようと思っている。