この頃のスーパーにはたいていが無料の休憩コーナー席が設けられている。
友達と買い物した後、そこで待ち合わせてよくおしゃべりをする。
買い物をしたカートはテーブルの脇に置き、
半時間ほど世間話で過ごす。
その時の飲み物は持参の水筒のものか、
なければ自動販売機で買ったりする。
わざわざカフェなどに行かなくても、
買い物のついでで良いのでとても便利だ。
いつも立ち寄る店にはカウンターがあり、
焼きたてのピザやパスタのような軽食も扱っている。
もちろん何も注文しなくても休憩はokだ。
一昔前まではこんなサービスはなかったのに、
どうして最近は当たり前のようになったのだろうか。
近隣のスーパー同士が競い合ったため、
こんなにサービス過剰になったのかもしれない。
昼時のスーパーの無料休憩コーナーには、
中高年者が店で買ったパック弁当を食べている。
気の利いた店では緑茶や冷水がサービスだから、
使い捨ての紙コップもかなり消費されている。
どこかの町では朝カフェ無料サービスもあって驚いたことがあった。
さすがに夕方時分にはそんな客は見当たらないけれど、
私たちのようにおしゃべりしている人も少しはいる。
おしゃべりも全国規模の大型店で済んでしまうことは、
消費者としてはとても助かることだけれど、
町の特徴あるカフェがだんだん少なくなっている気がする。
今度はカフェでおしゃべりしなくては思いつつ、
やはり、見栄を捨てた身としてはついつい立ち寄ってしまう。