去年の誕生日に貰ったカーニヴォのアメリカワイン。
久しぶりのカベルネ・ソーヴィニヨン、フルボディときた。
人が集まったらワインに限ると宴の途中で開けてみた。
グラスに注がれた色は、とても濃いすぐり色で殆ど黒に近い。
口に含むと結構深い味がする。
このワインお肉専用とある。
ところが、残念なことに私が作った料理はイカときた。
ワインはとても濃い味過ぎて、やはり、魚料理とはミスマッチだ。
血のしたたるステーキだったらどんなに美味しいだろうかと歯ぎしり。
ワインの難しさはこの料理との相性。
何となく賑やかだったからワインを開けてしまい、
料理のことは考えなかったから反省した。
とはいえ、私には熱々のステーキを同時にみんなに出すことはできない。
普通の料理だって大勢だと自分は食べられないのに。
それほど作る側は忙しい。
「おもてなし」とはすべてがマッチしなければ完ぺきとはいえない。
とすると、そのまま飲むだけではその良さが分からないワインは、
何かしら不完全なお酒なのかもしれない。
そう考えたらビールって凄いなあと思う。
ビールは何だってとりあえずだから。