偶然とか必然とかあまり気にしたくないけれど、
今朝方の夢には驚いた。
大分前の友人が夢に出てきたのだ。
滅多に思い出すこともないのに、なぜか突然出てきた。
よく夢は見る私だけれど、その人が夢に出たのは初めてかもしれない。
その人は311の大地震の時、被災地の真っただ中に住んでいて
その後の消息は分からない。
直後数日、何度か電話をしたのだけれど、連絡つかなかった。
住所で被災地を確かめたりはしたのに、
積極的に連絡を取ろうとはしなかった。
まあ、その程度の付き合いだったのだろう。
なのに今朝、夢を見てその人の顔が頭に浮かび、
朝のリビングのカレンダーで今日の日付を知った。
今日は311、震災の日だったのだ。
だからといって、その人が夢に登場したわけではないと思う。
きっと偶然だ。
でも、世の中には人知では理解できないこともある。
夢の存在一つにしても、なぜ夢見るのかはっきり説明できないし、
時には「おやっ?」という現象や出来事もある。
そう思うと、私の脳裏の奥深いところで、
すっかり忘れてしまったはずのその人の存在を、
気にしている自分というものがいるのだろうか。
そういった意識は自覚はしていないのに存在するものなのか。
とすると、今朝の夢は偶然ではなく必然だったのかもしれない。
いやいや、そんなことがあるものか。
朝からずっと首をかしげている。