パソコンの家庭用プリンターは、本体はとても安いのにインクが高い。
本体は壊れないと買わないけれど、インクは頻繁に買っている。
インクの寿命をせめて倍ほどに延ばしてもらいたいものだ。
きっとメーカーは消耗品のインクで利益を得ているのだろう。
時代はペーパーレスに突入しているはずなのに、正式な書類はまだすべて印刷物だ。
文章も写真も紙の方がはるかに見やすいし、何より安心感がある。
ペーパーレスが進んだのは、メールに取って替わられた手紙の世界だけのようだ。
そんなわけで、わが家もインクはよく使う。
以前は純正品を買っていたけれど、あまりに高いので、
少しでも安価なリサイクル品に替えた。
心配してたインク詰まりもなく、普通に印刷できている。
ただし、よく書類を印刷するためあっという間にインクがなくなる。
これは、純正品もそうだったような気がする。
私は使い切ったカートリッジは、電気店の回収ボックスに持って行っている。
そのままゴミに捨てるのはひどく環境に悪い気がするから。
今回も10個以上もたまっていた。
前に捨てに行ってからまだ三か月ほどしか経っていないのに。
ざっと掛け算すると、
これだけでプリンター本体が手に入る値段なのには驚いてしまう。
こんなふうに本体を安く手に入れても、
その維持にお金がかかるという商品は他にもありそうだ。
何だろう。
とりあえず頭に浮かんだのは、大量の電気を消耗するプロジェクターだった。
映画を大画面で見たかったけれど長く続かず、
震災の原発事故後捨ててしまった。
でも、プリンターは捨てられない。