我が家の大型テレビはプラズマがまだあった10年前頃に買ったもので、
映画を見るときは迫力があるけれど、
毎日普通につけていると月々の電気使用量がとりわけ多くなる。
買った後、すぐにプラズマ生産は終了し液晶に取って変わった。
たった10年で家電を作るメーカーさえこの国から消えて行っている。
そのうち、テレビは液晶もなくなり、
白い壁に投影されるようになるかもしれない。
電気のことはよく分からないけれど、
大型テレビの裏を見ると年間消費量が386kwと書いてある。
これがどのくらいかというと、今月の我が家の電気使用量の倍で、
換算すると素人にも分かる。
ちなみに19インチの小さな液晶は34kwとある。
小さな方が断然エコだ。
そんなわけでレンタル映画鑑賞にしか利用してないので、
他の家とは使用頻度が一割程度だと思われる。
このひと月ほどその大型テレビにリアルな番組が映らなくなった。
チャンネルを押しても砂嵐ばかり。
DVDやビデオはちゃんと映るからプラズマが壊れたわけではないと思う。
チャンネルが狂ったのか。
リアルタイムな番組は見ないからそのままにしておこうか。
そうすればもっともっとエコ度が増すではないか。
とはいえ、テレビが映らないのは気分が悪い。
何となく懐かしいジリジリと音のする砂嵐の前で考えている。