
天気予報通りに夜中に雪が降った。
この冬初めての雪で、朝には屋根に5センチほど積もっていた。
外に出ると全く積もってない黒々とした道路と、
雪国のように白く覆われたところがありとても不思議だった。
とりわけ歩道橋の階段はふかふかの雪に覆われていて、
橋が鉄でできているから冷たくて解けないでいるのだと思った。
主要道路は車が通るせいで道の端にしか雪は残っていない。
空には星が瞬いているので、
お日様が出たらすっかり雪はなくなるに違いない。
昨夜から友達がふたり泊まりに来ていて、
夜更かしの彼女たちを置いてひとりでいつもの散歩に出たのだった。
歩道橋のふかふかは気分が良かった。
こんな日は水辺公園まで足を延ばしたいけれど、
客人がいるからそうもいかず、ご近所ウォーキングで済ませるしかない。
なるべく足跡のない新雪の道を歩きたかったが、
私より早く起きて歩いた先客がいたらしく靴跡が続いていた。
サートンの「夢見つつ深く植えよ」には詩人らしい表現で、
辺境の地の春夏秋冬が描写されている。
冬の雪にところでは、
「雪は柔らかな白い帳(とばり)となって、
今まで知らなかった新しい静寂が下りてくる」
ボストンから転地した彼女の家と共に生きる暮らしの自然描写には、
こういった魅力的な表現ばかり続く。
この本は隣町の図書館で廃本となって並べられていたものだ。
貸出票には99年と2006年に借りられていて、
その後は書庫入りとなっていたようだ。
昔から好きなみすず書房の訳本なので、
たったの百円だから反射的に貰ってしまったもので、
暇を見つけては読んでいるがまだ半分も進んでいない。
こんな詩的な表現が私にできたらどんなに良いかと、
雪を踏みしめながら思ったのだが、
日々のブログもさぼりがちな私には無理だろう。