これまでに何台もタブレットやスマフォを手にしてきた。
その一つ一つはそれぞれ微妙に大きさや厚さも違うため、
それに合った専用のカバーを買わなければならない。
でも、私の場合、全て手作りでやってきた。
保管していた適当な厚紙をカッターで切り、
スマフォやタブレットのサイズに合わせて作るのだ。
そんな時、厚紙に貼るのは布や和紙でできた千代紙などだ。
時には商品の空き箱だったりもする。
今回はアイパッドに少し渋い室町千代紙を使った。
千代紙は昔ながらの木版摺りなのでとても趣がある。
それに千代紙は普通の西洋紙と比べると破れにくくとても強い。
加えて色んな柄があるので、
好きなものを選んで作る作業は面倒でも楽しい。
カバーに両面テープを貼り、タブレットを吸着させ、
ディスプレイ面は折り曲げて表紙のようにする。
これだと、万一コンクリート地面に落としてもガラスが破損することはない。
今までに何度も落としたことがあるので、実証済みだ。
カバーは太幅の透明テープで全体を覆うため、
水濡れにも強いし、汚れにも強い。
古くなったら両面テープを丁寧に剥がし、
新しいものを作れば気分転換にもなる。
そんなわけで今回もアイパッドに、
室町千代紙の素敵なカバーを作ったのだけれど、
残念ながらカバーの寿命より本体の方が壊れてしまうことが多い。
機器に不都合が起こらず、カバーより長く使える機器はないものか。
(写真下 壊れたタブレット)