ガスコンロに火がつかなくなった。
電池がないに決まっている。
だから、電池を取り出してマッチでつけてみた。
でも、炎が出るのは一瞬だけですぐに消えてしまう。
幸い取扱説明書は捨てていなかったので、
ページをめくって調べてみた。
説明では電池が完全になくなると、
警告ランプが点滅から点きっぱなしになるという。
確かに半月ほどは点滅していたけれど、
今朝は点いたままになった。
そんな場合のガスの点け方を調べたけれど、
「電池がなくなったらガスは点かない」とあった。
ピッピッという点滅音は電池切れの警告だから、
なるべく早く替えるか、
新しい電池を用意しておくべきなのだった。
単1の大きな電池など買い置きはない。
仕方なく鍋用のカセットコンロを出して料理した。
我が家にはカセットコンロのほかに、
暖房を兼ねた石油コンロもあり、登山用のバーナーもある。
庭にはバーベキューセットもある。
他の調理器具がなかった場合、
一体どうやって料理するのだろう。
電子レンジでやるのだろうか。
最近のガスレンジは電池のおかげでセンサーが働き、
とても便利で安全になった。
でも、便利さとはそれが壊れたり効かなくなったりした時、
突然どうしようもなく不便なものに変わってしまう。
お昼に電池を買い行こう。
か