久しぶりにビアホールに寄ったら、
お勧めの案内メニューにボージョレーのグラスが載っていたので、
ドイツビールの後に注文してみた。
このボージョレー村のワインは今年作った新酒で、
11月の3週に解禁になり、
時差の関係で日本が最も早く飲むことが出来るため毎年話題に上がる。
特にバブルの頃は飛行場で荷卸し風景を報道したりして炎上していた。
そんなわけで空輸なので、しばらくは値段が高い。
だから、船便になるのを待って買い、
クリスマスに味わうことにしているけれど、
グラス1杯600円と安価なこれは空輸物だろうか?
味わいはすっきりとして「涼しい」って言葉の感じがぴったり。
新酒独特のあっさり感で、何倍でも飲めそうだった。
最近はフランスでも日本のお酒が流行っているときくけれど、
常に新酒で出荷する日本酒の個々の味の違いが彼らにも分かるのだろうか。
私は日本人だからお酒の違いには結構自信があるけれど、
ワインに関しては評価は困難極まりない。
せいぜい「深い、渋い、酸っぱい、甘い、何かが臭う‥」程度だ。
ゆえに、昨日のボージョレーは「涼しい」と感じたから、
素っ気ない言葉だけれど、語彙が増えて良かったと思っている。
来月になった安価なボージョレがたくさん出回る。
一本買ってゆっくり味わうつもりだ。