今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

良い医者には心が通っている

親指の先にガラスの微小なかけらが刺さってから早ひと月が経つ。

指先がちょっと触れただけで飛び上がるようにチクッとするので、

医者に診てもらうことにした。

 

2週間後に行ったクリニックは評判のいいA皮膚科で、

だいぶ前に一度行ったことがあった。

道もわかるし、知らない医者よりは行きやすかったからだ。

 

Aクリニックは相変わらず混んでいて30分ぐらい待たされた。

ようやく順番が来て事情を話し痛みが取れない指を医者に見せると、

医者はちらっと見ただけで「ガラスは残っていない」と言い切った。

 

その理由として破片が刺さった時、血も出ず、傷跡もなかった。

だから、100%ありえないのだと。

それなのに指を押すと鋭い痛みがある。

おかげで細かい仕事ができず強いストレスを感じていた。

 

医者に見せれば患部を見て何か処置をしてくれると思ったのに。

その医者は前からあった痛みなのではなどと、

全然あてずっぽうなことしか言わなかった。

だから、何の進展もなくそのまま帰宅した。

A医師の3分間の接見は初診料が診療報酬となった。

 

それから一週間後、痛みが辛くて自分で見つけたB医院に行ってみた。

そこもとても混んでいたが、医師に状況を説明すると、

ガラスのかけらが残っているのかもしれないと言い、

数ミリ平方だけど指の皮をピンセットで剥がして探してくれた。

音がカチンと感じるとそれが皮膚の中の異物だと説明してくれた。

何か微小な異物を取り出してくれたが、痛みは違う場所にあった。

 

場所が違っていたので痛みは取れなかったけれど、

痛むようだったらまた来るように言われたせいか、

それだけでも心が救われる思いだった。

 

またB医院に行くつもりである。