なぜ飛行機は飛ぶのだろうか?
飛行機に乗るたびに不思議に思ってならない。
ネットで調べたら、それは普通自動車200台以上分の重さだという。
そんな大きなものが上空の風を切って飛び続けるなど、
素人の私には全く理解ができない。
プロペラのあるヘリや小さなドローンなら何となく分かる。
でも、何百トンもあるジェット機なのだ。
今回の飛行機体験はコロナ直前の去年の1月以来で、久し振りだった。
海外の長さと違い、国内だから2時間ほどで済むけれど、
離陸と着陸の回数は飛行時間に関係なく同じようにある。
いつも緊張するのがその二つの時。
旧約聖書によると人々がバベルの塔を天に向けて建設していたら、
神の怒りに触れて、その後、お互いの言葉が通じなくなった。
一つの警鐘なのだけれど、
こうして神様にしかできないようなことをしていると、
心配性の私は、不遜な自分を恥じ、
何だかどこかに落とし穴があるようでならない。
科学者は笑い飛ばすだろうけれど、
現実にあの重たい飛行機が空を飛ぶなど誰も証明することはできない。
証明したとしても理解不可能だ。
思えばこの現代にはそんな理解不能なことが溢れている。
海中に沈むアクアラインや真っ白な富士山を上から眺めていると、
まさに空恐ろしい気分になったのだった。
(写真上 最後の夜はシティホテル)