真珠の球程の冬のトマトが赤く色づいたので食べてみた。
11月にこぼれた苗を植木鉢に移植してから半年もかかって色づいた。
その実の何とトマトらしいこと!
濃くて深くてとても美味しかった。
とは言え、ビー玉より小さい真珠の球大だから、
一瞬舌の上で噛みしめただけで食べた気などしない。
スーパーでは5個入り400円ぐらいで、
大きな赤いトマトが出回るようになった。
安さに負けてつい買ってしまっても、
その冷たい不味さにはがっかりさせられる。
しょせん今時分のトマトは、私にとっては色づけ以外の何ものでもない。
植木鉢のトマトの木には黄色い花が咲いている。
よく観察すると15個の黄色い星のような花が開いていて、
エメラルド色の粒が一つだけ結実している。
暖かくなったらこれらの花は実るのだろうか?
季節に逆らって育てたトマトの行く末が気になっている。