去年の秋に庭にこぼれていたトマトの苗を試しに冬の間育ててみた。
残念ながら、丈は大きくなり黄色い花はずっと咲いているのに、
実が全然大きくならない。
たった一つ実った実も真珠の玉ほど。
部屋には暖房はつけてないけれど、鉢を置いている窓辺には昼の間
お日様がさんさんとあたっている。
この冬は暖冬だったから、
同じ場所に置いているゼラニュームにはたくさん花が咲き続けている。
トマトに花が咲いたのは10月頃で実を確かめられたのは1月頃。
粟粒のような小さな実が真珠大にやっとなり、いっこうに大きくならない。
せめてビー玉大ほどになってくれれば良いのに。
いつになったら大きくなるのか。
お店に行くと、こぶし大ほどの赤いトマトが売られている。
あれらはものすごいエネルギーを消費して、
夏と同じ温度で栽培されているのだろう。
あらためて売り場を眺めると、真冬の夏野菜の何と多いこと。
想像するだけで気が遠くなるエネルギー量だ。
冬のトマトを育ててみてつくづく良かったと思う。
これまでエコのため夏野菜は買わないという自分の頑固スタイルが
あらためて正しかったと再確認したのだから。