よく利用するビジネスホテルは、
朝食がバイキング形式になっていて年々サービスが向上している。
最初の頃はせいぜいコーヒーとおむすび程度だった。
ところが今は競争が激しいのか、
ちょっとしたシティホテル並みになっている。
その地方ならではの名物料理もあったりする。
今回の朝食は和食と洋食を選ぶことができて、
それぞれおかずが10品目以上もあった。
手頃な宿泊料金でここまでしなくてもと思うほどだ。
バイキングはつい何でもお皿に乗せてしまいがちで、
そのため食べられなくて廃棄する人も結構多い。
私の場合、少し恥ずかしいけれど、お皿には少しだけよそおい、
足りなかったらまた貰いに行くようにしている。
今は配膳に向かう際、お客も使い捨てポリ手袋を使わなければならない。
コロナ前は素手でトングやお茶碗を取っていたのに、
何という無駄だろう。
この傾向はずっと続くように思われる。
そこには自動ポリ手袋装置があって、
自動で手袋に空気がシューと送り込まれ、
膨らんだそれに掌が抵抗なしで収まってしまうのである。
自動でやっているのは、
お客の回転が速くなる効果があるのかもしれないけれど、
無菌状態への期待だと思う。
まるで医療現場の処置室みたいで、驚いてしまった。
コロナのせいでこうした新製品が開発され、
新しい装置を開発し儲けている企業がたくさんあるに違いない。
数えただけでも、空間を区切る大きなプラ板、マスク、
体温計測機、自動消毒器、酸素濃度計測器など、枚挙にいとまがない。
ワクチン販売会社などはその最たるものと言える。
この先どうなるのか首を捻ってしまう。