アルコールストーブはとてもきれいな青い色の炎が出る。
それを見つめていると心が癒されるのはなぜだろう。
ガスコンロの青い炎にそんなふうな思いをしたことはないのに。
その違いを考えたら、時の感じ方が違うということが分かった。
ガスで何かを作るときは時間に追われていて、
何より速さが大事となる。
でも、小さなアルコールの炎でお湯を炊くときは、
時間に左右されない心の自由さが存在する。
青い炎が燃えている間は心は炎だけに捉えられている。
時はゆっくりと過ぎていく。
そして、その青は神聖なステンドグラスの青になる。
サグラダファミリアの青と同じ色になる。
だから、私は見つめるのかもしれない。
(写真 自作アルストに丸い穴のある缶を五徳にしたら美しかった)