車をうっかりバックミスで凹ませてから一月近く経ち、
今日は助っ人の提案に乗って修理をしてみることにした。
見てくれだけのために10万以上のお金が出ていくのは耐え難い。
何しろ近頃はキズだけで扉をまるごと取り換えるらしい。
多少の内装にキズが付いたとしても、
少しでも直るのなら我慢しようと決意。
内装剥がしという道具があるらしいけれど、
助っ人が内装のピンをくぎ抜きのようなもので苦戦して剥がす。
裏側を覗くとそこには一枚板がすぐにあるわけではなく、
複雑な骨組みたいなものが前面についていた。
いきなり鉄板なら押してみたり叩いてみたりできるけれど、
その骨組みのようなものが作業を邪魔する格好になっていた。
樹脂製のバンパーは、患部?に熱湯をかけ急速に冷やすと、
自然とポコッと元に戻ることもあるとネットにあった。
そこで、ダメもとで凹みに私が外からお湯をかけ、
助っ人が裏から力いっぱい押してみた。
骨組みが邪魔していたけれど助っ人が手で押し続けると、
いきなり 「ボコン!」 と気持ちの良い音がした。
どうやら熱湯は効果があるようだ。
喜んで見てみると、何と大きな凹みが戻っているではないか。
その後、また熱湯をかけて、
部分的に小さな凹みを無理な姿勢で押してもらったが、
一度 「ペコン」と反応があって一か所は微妙に戻ったけれど、
それ以上は無理だった。
変に掌を曲げて押したので助っ人の掌にすりキズがついていた。
血も出ている。
でも、派手な縦の凹みがほとんど気にならなくなったのが嬉しかった。
何事もやってみないと分からないものだ。
自前の凹み修理は成功と言えた。
大きな凹みが戻ったので、
今は大分車へのストレスが消えた。