いよいよ手持ちのマスクがなくなってしまい、
自分で作ることにした。
もともとマスクをつけるのは苦手で、
市販の使い捨てが気に入らなかったし、
手作りは必至だったのかもしれない。
柔らかそうな端切れを選び、それを長方形に切って、
両端を折り曲げてミシンで縫い、
マスクらしくしてみる。
ハンカチは三枚折りにすれば端の始末もないのでより簡単。
白い生地とは違い図柄もあって見た目が可愛らしくできる。
左右に細いゴムを入れ、
内側に折りたたんだガーゼを挟めば、
洗濯可能なエコマスクが完成する。
お店にはマスクどころかガーゼもないというので、
薬箱から長いこと使わなかった包帯を使った。
この包帯は前に病院で「捨てますか?持って帰りますか?」と、
看護師さんに言われ、貰って帰ったもので3巻もある。
布が厚いので何度も煮沸消毒ができそうだ。
今日は糸を付けたミシンを居間の座卓に置いたまま、
手が空くとマスク作りをした。
手作りの布マスクは使い捨ての紙マスクと違い、
多少縫い方が下手でもいかにも信頼できそうだ。
何より余った生地や包帯の活躍の場ができたことは、
エコ暮らしを目指す私には嬉しいことだった。
ああ、でも、
マスクの要らない暮らしに早く戻って欲しいと切に願う。