パリのノートルダム寺院が火災で焼けるニュースを見て驚いた。
きっと世界中の人が衝撃を受けたと思う。
形あるものはいつかなくなるのは仕方ないとしても、
クリスチャンの人々にとっては諦めきれない悪夢のような出来事だろう。
きっと心に大きな穴が開いたと思う。
実に歴史的な出来事だった。
クリスチャンではない私もとても悲しかった。
とにかく残念でならない。
とはいえ、時代とはこうして変わっていくものだ。
こんなふうに強い喪失感を日本において感じるのは一体何だろうと思った。
建築物に限った話になるが、すぐには思い浮かばなかった。
これらって世界的な位置づけがされているのかよく分からない。
ノートルダムのように全世界に知れ渡っている宗教建築は?などと考えてみた。
尖塔の有無も大きいと思う。
ゴシック建築の塔は神に近づけそうで特別な感じがするから。
でも、明確には分析できない何かがある。
喪失と創生、それが歴史なのか。
20年ほど前に訪れた時の、あのステンドグラスの光りを思い出す。
どんなふうに再建されるのか気がかりだ。