スーパーで小さな生姜を買って今更ながら驚いた。
生姜がプラスティックのトレイに入っていたから。
1パック98円だった。
それが小さくてとても可愛いらしいトレイなので、
いつもは何気なく捨ててしまうけれど、今朝は妙に気になってしまった。
生姜一つにバーコードを着けるなら、ラップでも事足りそうだ。
でも、ちゃんとトレイに収まっている。
マイクロプラスティックの問題が騒がれているけれど、現実はこうだ。
私は以前からトレイや過剰包装には疑問を持っていた。
紙や木と違って、燃えた後に毒みたいなものを残す物質は苦手だったから。
木や紙は燃えた後は灰となり、土に混ぜれば肥料になって何れ土になり、
私たちの暮らしに役立つ。
反面、プラスチックは地球上に知らず知らず溜まっていく。
海の魚も微粒子状のプラスティックに侵されているらしい。
そんなわけでスーパーの袋も貰ったことは滅多にない。
とはいえ、生姜一つもこんなわけなのだから、
家庭ゴミも燃えるごみの5倍ほどがプラスティックなのが今の現実である。
確かにトレイに入っていればお店の管理は楽だろう。
でも、形の異なる一つ一つを洗って拭いて、
パッキングする生産者の手間は想像を絶する。
プラスティックゴミの問題も気になるけれど、
たったの98円で利益があるのだろうかと思ってしまった。
(お肉の薄茶色トレイと透き通った生姜用トレー)