
緑のカーテンにしたヘチマは片づけた後はヘチマ水を採る。
そのやり方は地面から60センチほど茎を残して、
その先っぽを瓶に挿して水を集めるのだ。
面白いことに茎は切った瞬間からポトリと水滴を落とす。
今年の夏も去年にも増して猛暑が続き、
更に雨が少なくて菜園の土はカラカラだった。
それなのに、ヘチマの茎は横に這った複雑な根から水を集める。
その自然な力には驚いてしまう。
このヘチマ水を肌に塗るといわゆる化粧水となる。
昔の人はよく思いついたもので、
ヘチマ以外のウリ科の植物の茎からは水が採れない。
試しにゴーヤで同じようにやってみた。
3本ほど束にしてボトルに差し込んだヘチマは、
たった一晩で500ccのボトルがいっぱいになったけれど、
同じようにしたゴーヤからは水分は一滴も出なかった。
昔からキュウリを薄く切って顔に張り、
その成分でパックするというような植物を使った化粧法があった。
が、キュウリ水というものはない。
やはり、化粧水はヘチマ独特のものなのだろう。
さて、そのヘチマ水、市販されているものは幾らぐらいで売られているのか。
ネットで調べてみたら自然農法のそれが、
100ccで1,000円ほどする。
わが家のヘチマカーテンもそれに負けない完全な自然農法である。
小瓶に分けて友人たちに上げているけれど、
その価値ある一品を分かってくれているのだろうか。
少し心配だ。