
ヘチマを緑のカーテンにするようになって数年が経つ。
それまではゴーヤだけだったけれど同じ場所に植え続けているため、
連作障害なのか実は少なく大きくもならない。
ヘチマはその点、実が熟すとゴーヤのように赤くはじけて落ちず、
ヘチマ束子という昔ながらの道具?ができる。
この乾燥ヘチマは農協辺りで売っていることがあるが、
需要が少ないのかあまり見かけない。
そのため値段も1本1000円ほどはする。
熟したヘチマを皮を腐らせ束子にするのは手間暇かかる。
一番早くできるのは熱湯で煮て皮を剥がすのだが、
庭に水を張った桶を置いてそのまま浸けて、
皮が自然に腐るのを待っても良い。
外で放置したヘチマはアイボリー色の美しい繊維になりにくく、
茶色がかった汚れ色になる。
それでも、植物の繊維はプラスチック製品とは違い、
くたびれてきたらゴミにして、土に埋めても良いし燃やしても良い。
しかも、このヘチマ、鹿児島辺りでは食用になっている。
採取時期に気を遣うけれど、育ち過ぎたキュウリの大きさほどの実を採れば、
大体柔らかくて美味しい。
一度だけだが近くのスーパーに並んでいた。
食用の場合、時期を逸すると果肉に繊維ができてしまう。
去年は3本ほど失敗したけれど、
今年はもう10本ほど収穫した。
私の場合、ヘチマは輪切りにして油で炒める。
前にヘチマによく似たユウガオを頂いて、
同じように炒めて食べたことがあるけれど、
あれはつるんとした独特の舌触りだった。

ヘチマは形や味はそれに似ているが、どろりとした感じて水分が多い。
どちらかというと、ユウガオの方が美味しい。
それでも、9月になって夏野菜が乏しくなったため、
わが家はこのヘチマ料理で大いに助かっている。
もう少しすると緑のカーテンも取り払ってしまう。
その時は茎を瓶に入れ、昔の人のようにヘチマ水を採ろう。