
去年の夏に飼い始めた小さなヒヨコがすっかり鶏になってしまい、
どっしりとした重さになって、
毎朝卵を産んでくれるようになった。
巣箱に産みたての卵を見つけと、嬉しくてたまらない。
毎日、大体順番が決まっていて、
早朝から8時ぐらいにかけて産んでくれる。
おかげで平飼いの高価な玉子を買わなくてすむようになった。
とはいえ、3羽の鶏は寝ている以外は餌をつついているので、
日に何度も魚の残りやくず野菜を細かく切って食べさせている。
ヨーグルトやおうどんなども大好きだ。
もちろん庭を掘って見つけたミミズなどの生餌には大興奮する。
また、雌鶏といえど卵を産むようになったら、
オスに負けないほどの大声で「コケッェ~!」と首を伸ばして鳴き、
それを10回ほど続けるので近所迷惑にならないか気が気でない。
私が隣近所の住人だったら絶対に目が覚めてしまう。
鳴くのは巣箱に座って産んでいる鳥ではなく、
外野の2羽のうちの誰かだ。
「早く産んで、頑張って!」と応援している気がする。
鶏が話してくれたら本当の理由を聞いてみたい。
何より彼らは太陽の子で日の出と同時に起きるため、
「コケッェ~!」と一度鳴いたら二階のベランダに駆け上がらなければならない。
なぜか私が「鳴かないで、うるさいよ」と制すると、
鳴くのをやめてくれるのだ。
私の姿を窓越しに見ると、狂ったように窓ガラスを突いておやつをねだる。
つまり、餌を貰えると思い、鳴くのをやめるのかもしれない。
冬の間は日の出が遅かったから良かったけれど、
今はもう明るくなるのが早くなった。
そのためにこちらは日の出前から見張っていなければならない。
朝のルーティンが鶏の見張りが真っ先になってしまった。
鳴くのは一日のうちの午前のほんの数回だけど、
早朝の散歩やブログを書くことができなくなった。
外出中にも気になって仕方ない。
このままでは彼らの見張りばかりで時間を取られ、
私の暮らしが崩れてしまう。
隣近所の遠い田舎の一軒家ならこんな心配もないのだけれど、
ここは家の立ち並ぶ住宅街、
どうしたら良いものか悩んでいる。