
趣味の仲間の友達からチャンポンのセットを頂いた。
大型店舗で九州物産展をやっていたらしい。
そこに私の好きなチャンポンがあったので、
お土産に買ってきたのだと言う。
それには本場モノのチャンポン玉と別袋の真空パックで具材もついていた。
具材の中には赤と緑色の縦に切った蒲鉾も入っていて、
他にチャンポンに欠かせない蒲鉾なども入っている。
製造元を見ると新地中華街のものでれっきとした本場もんだ。
子供の頃、よくその界隈をうろついていたので、
チャンポン玉や皿うどん麵が、
道端に敷いた紙の上で乾燥させてあったのをよく覚えている。
人の歩く狭い商店街の通路に店の前とはいえ、
揚げたての麺や茹であがった麺をそのまま置いていたのだ。
食の安全にうるさい昨今では、
通報されて営業停止となる光景だ。
だけど、当時はみな鷹揚でそんなこと気にもしなかった。
考えてみれば、この「おうよう」という言葉も聞かれなくなった。
鷹揚はゆったりとしてこせこせしないという意味で、
何となくふわっとした幸せ感がある言葉だ。
さて、そのチャンポンを料理して、
出来栄えを写真に撮って友達に送ると、
「あの赤と緑色のものは何ですか?」と訊かれた。
