
今年も夏の暑さは尋常ではなく、
一日中全身が汗でべたついて不快極まりない。
クーラーなしで過ごせたわが家も、ついに朝からつける羽目になった。
逃れようのない熱波から逃れる唯一の手段がテクノロジーの力とは。
その力はますます温暖化を加速させる。
何しろ早朝の室温が30度のままで、湿度が80%もある。
そんな日がずっと続いているのである。
夜に雷雨が降っても少しも涼しくならないのもいつもと違う。
これまでの暑さは確かに高温には違いなかったけれど、
湿度が今年のように高くなかった気がする。
アフリカは温度は高いけれど、
湿度が低いから頭に頭巾のような布をかけても不快にはならないようだ。
それと比べると日本の夏の湿度の高さ、
とりわけこの夏の湿度にはただただ呆れてしまう。
人と会っても「暑い、暑い、異常だね」の挨拶ばかり。
ちなみにクーラーは使わないと豪語していた私も、
このところ時折スイッチを入れては湿度を下げている。
温度は29度の設定をしていて小一時間かけると湿度が10%は下がり、
体がとてもさらさらしてくる。
だから、わが家はクーラーは一日に1時間からせいぜい2時間ほどだ。
この程度なら電力もそれほど消費しないので省エネ生活だと思う。
友人たちの中にはずっとつけている人もいるが、
私のようなクーラーの使い方をすれば少しは未来のためになると思う。
何せ原油はもっともっと高騰するだろうし、
それより何より地球温暖化を少しでも止めなければならないからだ。
身体を冷やしてくれる朝食後のかき氷入りのフルーツヨーグルト、
さて、いつまでこれを作り続けなければならないだろうか。